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さっき,TVを見ていたら,
光通信関連のCMでSMAPが,
「光る海 光る大空 光る大地...」と
ややスローテンポで唄ったいたのに遭遇.

絶対に初めて聴く曲ではない.聞き覚えがある.
考えること7~8秒.なんとか思い出す.

そう,これは「エイトマン」の主題歌だ.
「エイトマン」とは平井和正原作(「幻魔大戦」や「ウルフガイ」を書いた小説家),桑田次郎漫画をもとに作られた大昔のアニメだ.ヒーローは死んだ人間の記憶と意識をインストールされたロボットだ,

なぜ,自分の生まれる前に終了しているアニメに関する知識があるのか,自分でも分からないが,間違いない.

元の歌は,
「光る海 光る大空 光る大地
ゆこう 無限の地平線
走れエイトマン 弾丸よりも早く
叫べ胸を張れ 鋼鉄の胸を」
だったはず.
CMでは「走れエイトマン~」以降はラララ~とぼかして唄っている.

ちょっと調べてみたところ原作者平井和正氏によれば,明るい歌詞とは裏腹に,
「いわゆるロボットではない。犯罪者にブチ殺された警官の意識構造を超高性能の電子脳に複写したモト人間なのだ。精神活動を持続してはいるが、歴とした死者なのだ。
ー中略ー
彼は疲れきっている。その底知れぬ疲労は超人の巨大なエネルギーをもってしても療しえないのだ。だからエイトマンは優しい。彼の暗い優しさは、死に通じるものだ。
ー中略ー
だが、彼はしんぼうづよくぼくに問いかける。
 人間の性とはいったいなにか?
 人間を人間たらしめる条件は?
 むろん、ぼくには答えることができない。」
ということだそうだ.

そうか,あのエイトマンの大人びた雰囲気はそういうところから来ていたのか...
子供の頃には分からなかったよ.今見たり読んだりしたら心にしみるかもしれないと思った.

---おまけ---
エイトマンの名前の由来は警視庁8番目の男ということ.(劇中では警視庁の刑事は7人一チームで活動することになっている.エイトマンは幻の8人目の男なのだ.)
ウルトラセブンと似てますね.

そういば,「犯罪者にブチ殺された警官の意識構造を超高性能の電子脳に複写したモト人間」といえは「ロボコップ」を思い出す.歴史は繰り返すってことだろう.あるいは,ぐっと来るヒーローの類型ということなのかもしれない.

当のSMAPはそんな事は知らずに唄っているんだろうな~.

征けエイトマン 誰よりも強く
響け轟け 鋼鉄の男.

---追記---
さらに調べてみると,
NTT東日本はホームページに広告の意図を,
「41年前の懐かしのヒットアニメ「エイトマン」の主題歌を歌いながら、「光」がもたらす便利さや安心、そして明るい未来や満ち溢れる希望を訴えていきます。」
と書いている.エイトマンってそういうバラ色の未来を描いた作品なのか?
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すみません.
ダイナの感想.週一とかいいながらまだ更新できていません(**;)

ちょっと忙しくて色々立て込んでいまして....
もしかするともう一週遅れるかもしれません.

どうかひとつ長~い目で見てやって下さい.m(_ _)m
3月中にはもう1話は更新したいなと思っています.たぶん....

 ジャスティス!さんのブログミュウさんのブログでウルトラマンティガ33話「うたかたの...」についての記事がアップされているので,ここのブログでも何か書くべえか?,と思っては見たものの,実は「うたかたの...」に関しては既にネタ切れに近い.

 自分のホームページにも書いたし,ジャスティス!さんのブログにもコメントしたし...

 というわけで,切通理作著「地球はウルトラマンの星」の川崎監督の項を読み直してみた....

....なるほど.ティガの「うたかたの...」とダイナの「うたかたの空夢」は,かたやシリアスかたやパロディ満載の壮大な法螺話と切り口は全く違うのに底流となるテーマは同じだったのか....

要約すると以下のような事らしい.

  1. 世の中,そうそう力に頼ってねじ伏せられるものではない.”ヒーローが怪獣を倒しさえすれば,皆が平和” っていうのは嘘.
  2. それを逆手にとって,力ずくでの「解決」に懐疑的な人間も含め,皆が一理あるようにしたのがアンチテーゼとしての「うたかたの...」.
  3. 誰も疑問に思わずに突き進む姿を皮肉として描き,最後の最後,盛り上げたところで「なんちゃって」と止めてしまうのが「うたかたの空夢」
ということのようだ.

 戦に高揚を感じ自己犠牲の精神を賛美するあまり,内省を忘れた集団の危うさと胡散臭ささをえぐるということでしょうか.

 ただ,この2作品をみて思うのは,そのような懐疑的な視点に立ったアンチヒロイズム的主張をするためだけに作られた作品ではないだろう,ということ.

 確かに「地球はウルトラマンの星」やネット上のインタビューを読むと,川崎監督の攻撃的な発言ばかりが目についてしまいますが,実際の作品からはGUTSやS-GUTS,そしてウルトラマンへの愛着が感じられるのは私の僻目であろうか....?

 「うたかたの...」は,私にはアンチテーゼというより,問題を抱えながらも何とか生きていこうとする人間のドラマに見えるし,「うたかたの空夢」は,胡散臭ささを茶化しながらも実は多少なりとも(かなり?)楽しんでいるような気がする.結局のところ,ウルトラ世界(と現実世界?)への批判的かつ懐疑的な視点と愛着が微妙なバランスをもって作品を支えているのではないだろうか?

重箱の隅

 「うたかたの...」を見直していて,新たな「重箱の隅」を発見しました.TPC極東本部の中に列車が走っています.レナが「ホリイさんの言う事は...」とかいいながらクリッター殲滅作戦に出かける時,ガラスの向こうで列車らしきものが2台それぞれ逆方向に動き始めます.(TPC極東本部のロケ地はテレコムセンターであり,真うらに新交通システム「ゆりかもめ」のテレコムセンター駅があるためだと思われますが,)おそらく基地内の荷物運搬用か,あるいは陸地との連絡用の乗り物であると推定(脳内補間)されます.

 ミュウさんのブログにウルトラマンティガ39話「拝啓ウルトラマン様」の記事が掲載されたのを読んで,改めて39話を見直してみた.

 やはりこの話は素晴らしい.川崎監督の演出も味とキレがあっていいし,カメラワークも大胆かつ繊細.そして,長谷川脚本も感動的だったことを再確認.

 この物語の主人公:超能力者キリノについてミュウさんが書かれていることに,私も同感.この物語は,キリノが,他人に否定された自分自身という存在をもう一度受け入れてアイデンティティの再構築を始める物語であり,彼の再生の物語だったと思う.

 彼もまた,ダイゴと同じように,「自分は何者なのか、誰かにその答えを教えて欲しかった」一人と言えるのかもしれない.そして,やはり「自分自身で決めるしかない」ことを悟った一人でもあったかと思う.そのきっかけになったのがダイゴ=ウルトラマンの姿だった.

 そして,彼が,最後にウルトラマンについて語った事は,我々がなぜティガという物語に惹かれるのかという理由の一つを端的に表しているような気がする.「君がみなに賞賛されているのは、その特殊な能力のせいではないことに気づきました. それはきっと、人間誰もが持っている、たとえば勇気とか、愛とか言う力. この街で生きていける、今は僕もそんな気がします. 」そういう前向きな気持ちを持たせてくれる力がティガにはあると思う.

 このエピソードにおいて絶望の淵から立ち上がり,自分自身を受け入れる事ができるようになったキリノ・マキオは,やがて,ティガ最終3部作において,控えめながら彼の超能力を最大限に生かし,ティガなき後,ともすれば絶望に飲み込まれそうになる人々を励まして力を結集させる役割を担うようになる.その姿を見たシンジョウ・マユミは「素敵な力をお持ちですね.」と声をかける.そこにはもう,特殊な力故に呪われるかつての姿はない.それは,単に藁をも掴みたい非常時であったから,というだけのことではあるまい.人々が「ウルトラマンというヒーローに憧れと誇り」を感じるのと同じ理由によってではないだろうか?そんな気がする.

★☆★

 そういう訳でホームページの方も加筆修正させて頂きました.
ウルトラマンダイナ

◆ 第18話「闇を呼ぶ少女たち」

脚本/長谷川圭一,特技監督/佐川和夫,監督/石井てるよし.
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満足度: ★★★

鑑賞メモ

 他のサイトでも散々言われている事ですが,ここでも一応言っておきます.<この話はウルトラマンダイナ版「エコエコアザラク」といった趣の話です.>「エコエコアザラク」って何?と不思議に思った方は下の「重箱の隅」の項を読んで下さい.解説しておきました.

 その「エコエコアザラク」によく似ているとはいえ,この話はよくまとまった佳作だと思います.テンポもよく,魔術というケレンみもあり,超能力対魔術という見せ場もあり,そして,女子高生4人組のドラマ部分も内容があり,演技も良くて,全体として本当によくできています.

 レギュラー陣では女子高生を前ににやけるアスカと,それにプンプンと怒るリョウの対比が面白いと思いました.そのアスカがクライマックスで「それでも行く.絶対に逃げないってのが俺の信念なんだ.」とビシッと決めるあたりは,それまでのアスカと対比が効いていてカッコ良さ倍増でした.リョウとアスカの会話はコメディに登場する恋人カップルみたいでしたが,この辺は長谷川圭一さん独自の味付けといえるかもしれませんね.長谷川圭一さんはリョウをそのように描くことが多いような気がします.

 しかし,この話,黒魔術に関する事件なら,専門分野からしてリョウではなく,歴史と考古学に詳しいS-GUTSのシャーロック・ホームズことカリヤ隊員が大活躍しても良かったんではないでしょうか?カリヤ隊員,主演話を一本のがしましたね.だけど,そのかわりリョウとアスカの面白い会話シーンを見る事もできたのでどちらが良かったかは分かりませんが...

 ところでリョウ,2回連続で敵に掴まってますね.ホント,災難なことです.

あらすじ

主人公:女子高生4人組(エリカ,ユウキ,ミズキ,サヤ)&リョウ&アスカ

 S2地区で連続失踪事件が起きていた.実は3人の女子高生(エリカ,ミズキ,サヤ)が邪魔な人間を魔術で呼び出した「シジルさん」に消してもらっていたのだ.捜査を続けるリョウとアスカはある女子校と魔術の関連を疑っていた.3人の女子高生はリョウとアスカも消そうとするが,すんでのところで失敗する.そこで3人はもう一人の友人ユウキを儀式に参加させる.しかし,2度目の襲撃も失敗.いらだったエリカ,ミズキ,サヤはアスカを直接襲撃.しかし,ユウキがそれを止める.「嫌いな人間を消していって一体誰が残るの?最後はひとりぼっちになるに決まってる!」と.一方,学園の女性理事長に憑依していた「シジルさん」はリョウを吸収し,ついに巨大な姿を実体化させた.「シジルさん」と闘うダイナミラクルタイプ.そのバトルは超能力対魔術の様相を呈していた.しかし,ダイナは「シジルさん」に吸収されているリョウたちのために戦いあぐねていた.そのとき,反省したエリカ,ユウキ,ミズキ,サヤは意を決して,「シジルさん」の心臓部である魔法陣に鏡をもって突入し,魔力の源を封じた.「シジルさん」はたまらず吸収していた人間を再放出したところを,ダイナが撃破.前向きに生きる勇気を取り戻したエリカ,ミズキ,サヤはユウキと共に平和な学園生活へと戻っていった.

今回の印象に残った台詞

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エリカ「男はただの馬鹿だけど,女の方は要注意ね.」
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リョウ「心霊現象やオカルト,そういった未知の世界の探求もネオフロンティアの一環よ.一通りは勉強したわ.」
アスカ「さすが秀才!でも俺は天才だから勉強し~ない!」
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リョウ「ばかあっ.女の扱いがなってないんだからああっ!」
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マイ「リョウ先輩.本当にその怪獣って悪魔なんですか?」
リョウ「う~ん.ま,昔から人間がそういう概念で呼んでいた生物ってことからね~.一種の生命エネルギー体かもしれない.」
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アスカ「でも,あの学園長が知っんのかよ?どうしてそう思うんだよ?根拠は?」
リョウ「女のカンよ.」
アスカ「はは...なるほど...それは立派な根拠だ.」
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ユウキ「こんなの絶対間違ってるよ.エリカ,子供の頃から人一倍,優しかったじゃない.なのにどうして?」
エリカ「そのお陰で損ばかりしてきたのよ.好きなもの横取りされたってじっと我慢してきた.でももう限界よ!あたしが幸せになって何がいけないの?その邪魔をする奴は皆消えちゃえばいいのよ!」
ユウキ「嫌いな人間を消していって一体誰が残るの?最後はひとりぼっちになるに決まってる!好きなとこも嫌いなとこもあるから人間なんじゃない.ぶつかり合うから友情だって生まれる.貴方たちは,ただ自分が傷つくのが怖い臆病者じゃない.あたし,もう協力なんかしない.人間じゃないものに頼ってまで幸せになんかなりたくない!」
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エリカ「そんなはずないじゃない!たとえ悪魔でもあたしには...」
バシっ!(ユウキ,エリカを殴る) ユウキ「ごめん.でも...いいかげん目を覚ましてよ.昔のエリカに戻ってよ.お願いだから.」
エリカ「ユウキ...」
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アスカ「あの化け物は俺が倒す.君たちは安全な場所に逃げろ.」
エリカ「勝てるはずないじゃない!殺されちゃうわよ.」
アスカ「それでも行く.絶対に逃げないってのが俺の信念なんだ.」
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コウダ「なんて戦いだ...」
ナカジマ「超能力 対 魔力...」
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エリカ「ミズキとサヤの手ってこんなに暖かかったんだね.」
ミズキ「いつも握ってたはずなのに...」
サヤ「全然,気付かなかったね.」
エリカ,うなずく.
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リョウ「あたしたちの世界には,宇宙の他にもまだまだ探求しなきゃならない闇が沢山あるのね.」
アスカ「でも,一番不可解な闇は,人の心の中にあるのかもしれないな.」
リョウ「へ~.たまにはまともなことも言うんだ.」
アスカ「なんだよ,少しは見直したか.」
リョウ「そうね~.」
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重箱の隅

小道具あれこれ

 理事長室にあった悪魔の髑髏.あれ,昔売っていたデビルマンのスカルキットですよね.理事長ってば,別の意味でもマニア?(^^;)

 エリカが首から下げていた五芒星のペンダント.正位置の向きですよね.でも,悪魔を呼びだすのなら,上下逆さまに付けた方がいいと思うけど...(いや,悪魔の召還自体がいい事じゃないか.)五芒星のシンボルは世界中で使われて(日本でも陰陽道などで使われて)いて様々な意味があるようですが.西洋錬金術や西洋魔術では精霊だの地水火風霊だのだのといったこと(諸説諸々)を表していて護符や封印としての機能もあるそうです.が,上下逆さまにすると悪魔的な意味になるようです.そういえば,タロットのThe Devilでもたまに逆位置の五芒星が書き込まれているものがありますね.(注:私自信はオカルト的思考はある意味,面白いとは思うけど,文字どおりの意味では全く信じてはいません.念のため.)

エコエコアザラク ガイド(ちょっと長めです)

 エコエコアザラクは元々は古賀新一氏の暗黒オカルトマンガでした.正義も規範もへったくれもないマンガ(失礼!)ですが,それに勧善懲悪風味を持たさせて,後に実写映像化されています.これが,今回のエピソードとよく比較されるものです.主人公は黒井ミサという女子高生の黒魔術をつかう魔女で,黒魔術で人々に害をなす者を彼女が探し出し阻止しようという話です.劇場版が4本,TVシリーズが2系統あります.一番最近のは新TVシリーズ「エコエコアザラク~眼~」ですが,これは私は未見.

 これ以外の作品はちょこちょこつまみ食いして見ていますが,それなりに面白いと思います.旧TVシリーズでは脚本に小中千昭氏や村井さだゆき氏など平成ウルトラでおなじみの方も見かける事ができます.制作には円谷映像が関与しています.ウルトラとは親戚筋と言えるのかも.しかし,基本的にエコエコアザラクは容赦がないので,素人が人に呪いをかけて無事にすむ確率は低いです.大概は死ぬか破滅するでしょう.呪いをかけれた方も後で無事にかえることなんて滅多にありません.見ようという方は,その点はご承知おき下さい.旧TVシリーズはマニアの間でも評価が高いようです.ちなみに旧TVシリーズではミサの両親(魔術で夫婦喧嘩をする!)が無事だった頃のシーンも出てきますが,演じたのは父親:団 時郎さん,母親:榊原るみさんです.そう,郷秀樹&坂田アキ@帰って来たウルトラマンだった二人です.

 また,吉野公佳主演・劇場版第1弾「エコエコアザラク WIZARD OF DARKNESS 」(佐藤嗣麻子監督,武上純希脚本)は,今回の「闇を呼ぶ少女たち」とよく似たモチーフが出てきます.ろうそくをいっぱい立てた五芒星の魔法陣の中で術者が円陣を組み,黒魔術によって複数の人間を呪殺することで悪魔/堕天使ルシファーを復活させようというものです.そして,犠牲者の死亡地点を地図上で線で結ぶとペンタグラム五芒星が浮かび上がるというのも,学校が舞台で女生徒や女の教師が魔術を使うというのも同じです.他にも魔女の声がエコーのかかった野太い男性の声だったりと共通の演出が目立ちます.全編魔術や呪いでいっぱいで,「闇を呼ぶ少女たち」より怖いです.ちなみに他の見所としては,若き日の菅野美穂さんの熱演が見られたり,高樹澪さん(ティガではイルマ隊長役)がメインキャラクターの一人白井先生役で出演されていたりします.物語も雰囲気たっぷりで結構面白いです.今回のエピソードがきっかけでエコエコアザラクに興味を持ったティガ/ダイナのファンにはとりあえずこちらをお勧めしておきます.ですが,この話の黒井ミサは途中から力を封じられてしまうのでいいとこなしです.また,凄惨な血まみれシーンやかなりの無駄にエッチなシーン(高樹澪さんも)がありますので,ちいさい子供と見てはいけませんし,そう言うのがどうしても苦手な方は止めておいた方がいいでしょう.(要するにB級テイスト)ドラマ的にはTVシリーズの方が深いものがあるような気がします.

 吉野公佳主演・劇場版第2弾「エコエコアザラク2 BRITH of the WIZERD」は,第1弾を呪殺ホラーとするなら,第2弾は魔導サイキックバトルで,黒井ミサが魔女として覚醒してゆく話です.以降,無駄にエッチなシーンがなくても作品を作らせてもらえるようになったみたいです.また,劇場版でスタンダードなエコエコアザラクを見たいというのなら,佐伯日菜子主演:劇場版 第3弾「エコエコアザラク3 MISA THE DARK ANGEL」が いいと思います.

 ちなみに加藤夏樹(仮面ライダー龍騎では仮面ライダーファム役)主演:劇場版第4弾「EKOEKO AZARAK エコエコアザラク」(別の黒井ミサ覚醒譚)は人間の醜い業が描かれていてかなり怖いですが,いままでのエコエコアザラクとは毛色が違い独特です.こちらにはウルトラマンアグル/藤宮を演じた高野八誠さんも出演されています.


ウルトラマンダイナ

◆ 第17話「幽霊宇宙船」

脚本/右田昌万、特技監督/佐川和夫、監督/石井てるよし
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満足度: ★★+

鑑賞メモ

 ダイナの平均的水準に達している作品だと思います.まあ,この話には感動的なドラマとかはないけど,適度なわくわく感があって楽しいです.

 映像面でも、都市の上空を魂を吸い尽くしながら黙々と進む宇宙船には独特の雰囲気がありましたし、半透明の幽霊となったリョウもいい感じ.怪獣の造形は好みが分かれるところかもしれないが、少なくとも個性的でした.

 さまよえるオランダ人幽霊宇宙船、残された航海日誌、骸骨と化した船長、などなど「如何にも」って定番の設定で固めていますが、お約束通りっていうのもたまには気持ちいいもんです.今回はリョウの魂が幽霊宇宙船の虜にされていまい,幽霊宇宙船に取り憑いている怪獣ゾンバイユが眠っているスキに船を地球から遠ざけようとします.怪獣が取り憑いた宇宙船の虜囚となった人間が自分の身を顧みず、地球の安全を図ろうとするのはティガ第4話「サ・ヨ・ナ・ラ地球」と同じパターンですが,ハッピーエンドになるのがダイナらしいですね.(というより,右田脚本らしいというべきかも.)

 ただ,あの灰色のドーランはちょっと...どうしても襟足とか袖口、唇や瞳の直近には塗り残しがでるし...

 ローター付きの高機動小型機コネリー07が初登場.なかなか大きなローターがラブリーな機体です.幽霊宇宙船に探知されないように複雑な地形の岩山すれすれに飛んでいるところが細かい演出.

あらすじ

主人公:???

 突如、都市の上空に現れた宇宙船.その幽霊宇宙船には,人間からプラズマエネルギーを吸い出し自らのエネルギーにするソンバイユが取り憑いていた.出撃したS-GUTSだが,幽霊宇宙船の内部には捕獲された人々の魂=プラズマエネルギーが捕らえられていてうかつに攻撃できない.やがて,リョウ隊員も市民を救おうとしてプラズマエネルギーを抜かれてしまう.ナカジマの作った携帯型バリアシステムで防御しながら幽霊宇宙船に乗り込むコウダとアスカ.船中では,宇宙船の持ち主だったシルバック星人の骸骨を晒し、人々の霊魂が漂っていた.リョウの霊魂は、これ以上地球への被害を増やさないためにゾンバイユが休息しているスキをついて宇宙船を地球から遠ざけると言う.しかし,ゾンバイユが再び目を覚ましてしまう.船内のコウダ、アスカは善戦虚しくバリアのタイムリミットを超過し,ついには二人ともプラズマエネルギーを抜かれる.しかし,アスカは根性(?)で踏みとどまり、ダイナへと変身する.ダイナは格闘の末にゾンバイユを倒し、人々の魂=プラズマエネルギーを肉体へと返していった.

今回の印象に残った台詞

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アスカ「さあさあ、魂の皆さん、帰りますよ~」
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リョウ「今しかゾンバイユを遠ざける事はできない.私たちの意志で動かせるのはゾンバイユが眠っているだけなのよ.」
アスカ「ゾンバイユを倒せば自由になれるんだろ?何怖じ気づいているんだよ!リョウらしくねえなあ!」
リョウ「肉体から開放されて初めて地球の何もかもが愛おしく思えるようになったの.この星に住む全ての命を愛している.ゾンバイユがそれを奪っていく事はすごく辛いことなの.」
コウダ「俺だって辛い.頼む.宇宙船を戻してくれ.君たちが地球を愛するように、まだ地球には君たちのことを愛している人が沢山いるんだ.」
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アスカ「俺はまだまだ色々やりてえんだ~!!」
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リョウ「あたしが勝手なことしたばっかりに...」
コウダ「リョウ,君が生き返ってアスカもきっと喜んでいるはずだ.」
リョウ「アスカが生きてなきゃ!」
リョウ「あたし,いままでアスカに厳しすぎた.こんなことだったら,もっとアスカに優しくしとくんだった.」
カリヤ「無茶ばっかりしやがって!」
ナカジマ「アスカのいないS-GUTSなんて淋しすぎる...」
リョウ「アスカにもう一度会いたい...」
アスカ「でえーとでも何でもしてあげる.」
リョウ「もちろん!....?....え!」
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重箱の隅

 ティガ「幻の疾走」でホリイ隊員は「人間の霊魂はプラズマや、ちゅう説がある.」と言っていました.つまり,霊魂=プラズマ説は単なる仮説の一つでした.しかし,ダイナでは既に常識のように語られています.それどころか機械でも測定可能なようです.TPC世界の科学の進歩,恐るべし.ダイナの時代には,もしかしたら幽霊探知機があるかもしれません.

 人間のプラズマに関して、ナカジマは「プラズマ素粒子」と言っていました.単なる分子、原子ではなく、いや,陽子や中性子ですらなく,素粒子とは!しかも,プラズマ状態?何かとんでもないことになっていそうな気が...

 バリアシステムを作成し説明しているときのナカジマは、実に生き生きして自信に満ちあふれている.全く訳が分からないものには弱い彼だが、科学的(ダイナ世界での科学です.念のため)な取っ掛かりが少しでもありさえすれば滅法強いという事だろうか?

 仮死状態のコウダを救うために幽霊宇宙船からテレポートで脱出したダイナ.そのまま外部に出て余裕で戦闘を開始.一方ティガ「眠りの乙女」で,TPC極東本部から崑崙山にテレポートしたティガは,直後からカラータイマー(ライフゲージ)がなりっぱなし.テレポートの距離の違いによるものか?あるいは,ダイナはテレポート時のエネルギー効率がいいのか?興味津々なれど解明の手がかりはなさそう.残念.

 コンピュータ画面にネオX線での調査結果が「NONE REACTION」と表示されていました.私は英語が得意ではないので自信はないのですが,「NO REACTION」ではないでしょうか?あるいは,「NEGATIVE REACTION(陰性反応)」とか,単に「NEGATIVE」もしくは「UNDETECTABLE」の方がありそうな気がします.同様にエネルギー探査結果は,「REACTION CONFIRMATION」でしたが,「REACTION CONFIRMED」とか,「POSITIVE REACTION」とか何とかではないかと思うんです.どなたか英語に詳しい方教えて下さい.

 コネリー07のことをナレーションでは「特殊捜索救助艇」っていってましたけど,「艇」って舟ですよね?飛行機にも使えるんでしょうか?(飛行艇は、飛行できる舟のことだから別)

ウルトラマンダイナの感想(ホームページの下書き),
ここんとこ忙しくなって来たので、ちょっとだけペースを落とします.
ハイペースで書き続けようとすると,下調べが不十分になるし,
じっくり味わいながら書きたいので、週に1本くらいがいいところではないかと...

楽しみにしてくれている方(そんな人いるのかな?)には申し訳ないですが、あしからず.
ウルトラマンダイナ

◆ 第12話「怪盗ヒマラ」

脚本/太田 愛、特技監督/原田昌樹、監督/原田昌樹.
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満足度: ★★★+

鑑賞メモ

 宇宙をまたにかける怪盗ヒマラが登場.ダイナを代表する傑作キャラクターの一人だと思います.ヒマラはちょっと慌て者でユーモラスな憎めない奴として描かれていましたが,そんな彼が予告状まで出して盗もうとしたものは、宝石でもなければ,美術品でも、最新技術でもありませんでした.それは夕暮れの街並.それも,彼がこだわったのは、自然現象としてのオレンジ色の太陽や桃色の雲ではなく、昼間の輝きを失い夜の闇に包まれようとする最後のひとときにオレンジ色に染められた街の方でした.空でも、海でも、山でもなく,街なのです.

 人間そのものは「見苦しい」といって一蹴するヒマラですが、切なく、どこか懐かしく、そして,どこか恐ろしくさえある黄昏が支配する人間の街に見せられてしまったのです.なんという皮肉、なんという屈折した美意識でしょう.でも,なんだか判るような気もします.夕暮れ時は、黄昏(誰ぞ彼)あるいは大禍時(逢魔が時=夕方の薄暗い時間)の始まりでもあり、家族の元へと帰る時間が近づいたことを知るひとときでもあります.そして,人間もまた、昼でもない夜でもないこの時間帯の街には,不安や訳もなく胸騒ぎを感じ,また同時に人恋しさを感じることがあるのですから...大怪盗ヒマラの魂の琴線に触れるものがあったとしても無理からぬものだと思います.

 インタビュー本「地球はウルトラマンの星」での太田愛さんへのインタビューによると,脚本段階でのヒマラはバリバリに強く、雰囲気は怪人二十面相的な大怪盗であったということです.同本によれば,後半のダイナとの決戦場「ヒマラワールド」は,美術スタッフがノリにノって作り上げたものだとのこと.OAを見た太田愛さんの家では大変盛り上がったとも書いてありました.私も個性のある変なものばかり集めてしまうユーモラスなヒマラの感性が好きです.ヒマラのちょっとそそっかしくてユーモラスな側面は,主に原田組の味付けによるものかもしれません.この味付けによってヒマラは,微笑ましくも愛すべき魅力あるキャラクターになると同時に、話自体も独特の雰囲気をもったほのぼの系のファンタジーになることができたのだと思います.まあ,考えてみれば、怪人二十面相も実はかなりのおマヌケさんですしね.

 また,ケレン味溢れる怪盗ヒマラのテーマも良かったと思います.

 さて、ナカジマとカリヤの役回りがここに来て固まりつつあるような気がします.文系,理系の違いはあれど両者とも学者肌のキャラですが、ナカジマは,どちらかと言えば社交的で、決して常識的なものの見方を忘れない反面、非常識な事態に遭遇するとアタフタと振り回されてしまうユーモラスな側面をもっているようです.一方、カリヤは普段は口数が少なく性格が分かりにくいが、常に常識にとらわれずに冷静沈着にものごとを観察しているようで、不審な点を見逃しませんし,ピンチになっても慌てません.今回も囚われの街の中にあって,風があるのに雲が動かない異常さにいち早く気付いていました.前回,前々回もそんな事がありました.いっそのこと,今回の話などは,カリヤを探偵役にして怪盗ヒマラと丁々発止の息詰まる対決,という感じにしても良かったんじゃないか?とも思います.

あらすじ

主人公:ヒマラ、アスカ、カリヤ,いや,本当の主人公は夕暮れの街そのものかも...

 美しいと思ったものは全て手に入れる怪盗ヒマラ.宇宙から地球に来た彼は,秋の夕暮れの街の美しさにどうしようなく見せられてしまう.早速、彼はS-GUTSに予告状を送りつけた上で、アスカとカリヤの目の前で3つの街を盗んでしまう.忽然と消えた街を捜索するS-GUTS.やがて、捜索を続けるアスカとカリヤの前に、高笑いとともに怪盗ヒマラが出現.滔々と自分のポリシーを語った挙げ句、アスカとカリヤも盗んだ街に転送してしまう.転送された街はヒマラ愛用の小箱の中に納められていた.いつまでも夕暮れ時のままで.盗まれた街の中で彷徨うアスカとカリヤ.やがて、カリヤが風があるのに雲が動かないことに気がつき,アスカは空が偽物ではないかと疑う.ゼレットのビームで空に穴を開けS-GUTSに小箱の位置を知らせることに成功する二人.コウダ、ナカジマが小箱を奪還.ダイナは不思議な空間「ヒマラワールド」でヒマラと対決.ノックアウトされたヒマラはあわてて宇宙へと逃げていった.後に、小箱と、床屋の看板,扇風機、タイプライターなどの粗大ゴミを残して...

今回の印象に残った台詞

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ナレーション「それはある秋の日の夕暮れ.昨日と変わらぬ穏やかな夕暮れのように思われた.しかし,そのころ,誰にも知られす地球に降り立った宇宙人ヒマラは既にある計画に取りかかっていた.」
ヒマラのテーマスタート.
ヒマラ夕焼けの中に佇みながら、 ヒマラ「美しい...」
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アスカ「待て、ヒマラ!」
ヒマラ「君だね?この星を守っているのは.アスカ君、私は何もこの星を侵略しに来たわけではないのだよ.そういう野蛮なことは私の主義ではないのでね.ただ,私は見つけてしまったのだよ.この星で実に美しいものをね.」
アスカ「美しいもの?」
ヒマラ「そう.この地球には他の星々では決して見られない美しいものがある.何だか分かるかね?それはね,夕焼けの街だよ.私は一目で心を奪われた.夕焼けの街の美しさに.アスカ君、私は気に入ったものは手に入れることに決めている.つまり,私が美しいと感じたものは、もはや全て私のものなんだ.」
アスカ「勝手なことを言うな!街はお前のものではない.そこに暮らしている大勢の人々のものだ!」
ヒマラ「人々?ああ,あれな余計だったな.見苦しいので何れ何処かにひとまとめにして捨ててしまうつもりだよ.」
アスカ「ふざけるな!街を何処へやった!」
ヒマラ「おや?それも分からないのかね?そんなことで君にこの地球が守れるのかな?はっ,ご希望とあらば案内するよ.」
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街のおばさん「なんだか,世界がみんな消えてしまって、この街だけがぽっかり残ってしまったような.そんな気がしますよ.」
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アスカ「待て、ヒマラ!」
ヒマラ「君だね?この星を守っているのは.アスカ君、私は何もこの星を侵略しに来たわけではないのだよ.そういう野蛮なことは私の主義ではないのでね.ただ,私は見つけてしまったのだよ.この星で実に美しいものをね.」
アスカ「美しいもの?」
ヒマラ「そう.この地球には他の星々では決して見られない美しいものがある.何だか分かるかね?それはね,夕焼けの街だよ.私は一目で心を奪われた.夕焼けの街の美しさに.アスカ君、私は気に入ったものは手に入れることに決めている.つまり,私が美しいと感じたものは、もはや全て私のものなんだ.」
アスカ「勝手なことを言うな!街はお前のものではない.そこに暮らしている大勢の人々のものだ!」
ヒマラ「人々?ああ,あれな余計だったな.見苦しいので何れ何処かにひとまとめにして捨ててしまうつもりだよ.」
アスカ「ふざけるな!街を何処へやった!」
ヒマラ「おや?それも分からないのかね?そんなことで君にこの地球が守れるのかな?はっ,ご希望とあらば案内するよ.」
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ナレーション「もしも,貴方の街の夕焼けがいつまでも終わらなかったら、ヒマラの小箱の中に閉じ込められているのかもしれません.」
ヒマラのテーマスタート.
ヒマラ夕焼けの中に佇みながら、 ヒマラ「美しい...」
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重箱の隅

 ヒマラの町並み捕獲用の赤いセロハン.4、5枚投げていたように見えるのだが、盗まれた街は3つ.不発が多いのかな?

 某ビルの屋上にあるヒマラのアジトの前は、ルール違反の粗大ゴミ置き場.最初のシーンでは床屋の看板(三色ねじり棒)が捨ててある.ちなみにヒマラの宇宙船の内部にも床屋の看板がある.よくよく見るとそれぞれ別の看板ということらしいが、なぜそんなにいっぱい三色ねじり棒が???それにしても,この粗大ゴミ置き場,アンティークなタイプライターだのダイヤル式の電話だのと珍しいものも捨ててある.ヒマラワールドのコレクションの狸の置物とか招き猫とか鶏の置物は,盗んだんじゃなくてここで拾ったのではないのかな?

 ヒマラワールドの置物は音を出す.招き猫はニャーと鳴き,鶏の置物はコケコッコーと唄う、そして二宮金次郎の像は本に目を落としながら「一日一章!」とのたまう.モアイは....とりあえず笑っている.なぜ?

 ヒマラとコウダ、ナカジマの立ち回りの際、ヒマラが誤って消してしまった粗大ゴミ.エンディングでアスカ達の前に返却されてくるのだが、事情を知らないアスカ&カリヤを首を傾げるばかり.なんだか面白い.

 ヒマラを叩きあと,夕焼けを背景にすっくと立つダイナのあおりのはいった映像が大変カッコいい.ティガの「うたかたの...」同様、紫と朱に染まった空にウルトラマンはとても良く似合う.



これでとばしていた3巻を終了.次はいよいよ,あの「少年宇宙人」も収録されている5巻です!季節も丁度冬だし楽しみ.
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