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ようやくマックス9話を見た.

毎週、ウルトラマンを見れるのは幸せです.
スタッフの皆様にも感謝....
では、ありますが、ウルトラマンマックス、見応えのあるドラマという点ではどうもしっくりこない.

今回も映像や雰囲気は悪くなかったが、何が言いたいのかよく判らない.
あの演出だと「温泉&ホテル」=「悪」に見えてしまった.
(ああいう表現だと、温泉宿で働く人に失礼なんじゃないかな.)

温泉で英気を養うのは日本古来の文化なんだし、なぜあの温泉宿建設推進派が否定されなきゃいけないかもっとちゃんと描いて欲しかった.

本来なら、「温泉&ホテル」なんかとは別に、
目先のことしか考えず、傲慢で不思慮で逆しまな人間の心の有り様が神様(ナツノメリュウ)の逆鱗に触れるというテーマが自然だと思うんですが...(少なくともゴジラ以来の怪獣ものの王道ですよね?)
でも、今回の話はそうは見えず、温泉&ホテルの建設は自然破壊だから一切いかんようにみえてしまう.祠をもっと神聖で大事なものであるように表現するとか、温泉宿建設推進派の人格がもっと利己的で極悪非道だとか何でも良いからもう少し工夫のしようがなかったんでしょうか?

いや、別のテーマでも良いんだが、作り手の「心から伝えたいこと」が全然見えてこない
のがとても寂しい.(私の読解力がないせいだったらごめんなさい.)

色んな意味で、頑張って、ウルトラマンマックス!

ーーーー追記ーーーー
脚本家/小林雄次さんの ブログによれば、
「村の産廃処理場によって汚染された湖水の影響で、
死に追いやられた少女が、人間たちに復讐するという話。」
だったそうです.でも、複雑で処理不能なので単純明快さわやかファンタジーに集約させたとか.

さわやかファンタジーなテイストは大好きだが、上にも書いたように私には「作者の心から伝えたいこと」が分からない難解な作品となっている.
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ウルトラマンダイナ

◆ 第41話「ぼくたちの地球が見たい」

脚本/太田愛,特技監督/川崎郷太,監督/川崎郷太.

満足度:★★★★★-

鑑賞メモ

 太田愛さんの脚本に加え、川崎郷太監督のテンポがよく見応えのある演出でダイナの中でも傑作の部類に間違いなく入る作品でしょう.TPCのメンバーに加え、命の危機にさらされたガゼル号の乗員、乗客の各々が紡ぐドラマが素晴らしい.カリヤやガゼル号の乗員などの大人たちが、冷静かつ命がけで子供たちを助けようする姿はプロフェッショナルそのもの.にもかかわらず、状況は刻一刻と絶望的なものになっていき、万策尽き果てた時点でのガゼル号に取り残されたアサギの「聞こえますか?地球.」のくだりは屈指の名シーンだと思います.プロット段階で既にあったこのシーンを見て、川崎監督が「これで勝てる。この話は成立する」と思っただけのことはあります.

 本編部分の画面構成も見事でした.川崎郷太監督のセンスの良さにはいつも驚かされます.ただ、ダイナの格闘シーンやダイオリウスの幼虫がちゃちなのが玉に傷.いまならCGの助けが借りられたんでしょうけど、当時の技術と制作体制では致し方のないところでしょうか?

あらすじ

主人公:???

 木星軌道上のステーションで生れた第一世代の子供達6名が乗船し、まだ見ぬ地球を目指す輸送船ガゼル号.しかし、その航海の途上.宇宙怪獣ダイオリウスに襲撃され、船内に幼虫を産みつけられてしまった.そのうえ、進路変更不能にもされてしまっていた.ガゼル号を使って餌の豊富な地球に幼虫を送り込もうというのだ.幼虫は地球の環境化ではやがて猛毒のガスを出して変態を始めることが解る.そのまま地球に侵入すれば数百万単位の死者がでることになる.参謀会議は地球直前でガゼル号を撃墜すること決断.S-GUTSは残された時間で決死の救出活動を試みる.しかし、船内で暴れ回る幼虫のため、乗組員と一人の少女アサギを救出しきれないままタイムリミットが近づいてしまう.そして...

今回の印象に残った台詞

---------------------------------
ナカジマ「このままガゼル号が地球に到着すれば、おそらく数百万単位の死者がでるでしょう.」
ゴンドウ参謀「……総監.ガゼル号を撃墜するしかありません.大気圏に突入する前に、防御衛星ユニコーンで撃墜を!」
ミヤタ参謀「ゴンドウ参謀……」
ゴンドウ参謀「仮に幼虫に喰われなかったとしてもだな.変態が始まれば乗員に助かる見込みはないんだ!」
(ヒビキ隊長、小声でナカジマに「α、βの発進準備を.」うなずくナカジマ「ハイ」)
ミヤタ参謀「でも、彼らを見殺しには出来ない.」
ゴンドウ参謀「では、君は数百万単位の人間を見殺しにできるのか!」
フカミ総監、深いため息.
ヒビキ隊長「総監.β号を救急キャリアとして使います.ガゼル号のブリッジ付近に作業用のハッチがあります.そこから乗員を救助します.」
ゴンドウ参謀「何を言っとるんだ、君は.そんなことは不可能だ.」
ヒビキ隊長「やってみなくちゃわからん!!!!!!……と思いますが?」
フカミ総監「ヒビキ君.ユニコーンの防御ラインに到達した時点で我々はガゼル号を撃墜する.ガゼル号には私が伝える.」
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トキ「……行けるよね……地球へ」
船長「もちろんだ.きっと地球へ...」
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アスカ「ガゼル号、聞こえるか! もう一度ドッキングを!」
船長「(オフ)時間がない! 今すぐに船から離れろ!いいか!この船が吹っ飛んだらそっちも爆発に巻き込まれる.今直ぐ退避するんだ.」
ブリッジ窓からα-β号を見上げるアサギ.その口が『行って!』と繰り返す.(音は聞こえない)
---------------------------------
コンピュータ「ユニコーン迎撃砲、発射30秒前」
無念の思いを噛み締めるS-GUTSの面々.
ガゼル号のブリッジをモニタしている画面に手を伸ばすマイ.
アサギ、護身用の銃を構えたまま、「……聞こえますか、地球」
マイ「うん.聞こえるよ.」
アサギ「弟が地球に着いたら、花の種を植えるのに一番いい大地を教えてやって下さい.」
たまらなくなり、思わずうつむくマイ.
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重箱の隅

脚本

 太田愛さんのサイトには今回の脚本が公開されています.比べてみると面白いかも.

監督インタビュー

 こちらのサイトには川崎監督のインタビューがあり、今回の話についての発言があります.ただ、相変わらずの毒舌ですが...

 インタビュー読むと、なんだか周囲との摩擦の多そうな印象がありますが、出来上がった作品はいつも見応えがあるんだから、何とかして今後も川崎監督のウルトラマンを作るようにはできないものか...と一視聴者としては思います.誰か何とかして!

アスカ、どうして?

 アサギがガゼル号に取り残され、ユニコーン迎撃砲も破壊できなくなった状態で、アスカは無念の思いで地球に帰還します.そのコクピット内でリーフラッシャーを服の上からギュッと押さえる仕草が印象的でした.ですが、このシーンはちょっと疑問.その後、ダオリウスの再襲撃による混乱のため、幸運にもガゼル号は生還することになりますが、あの時点ではアサギは絶体絶命です.唯一の救出方法は正体がばれるのを覚悟でアスカがウルトラマンになるしかありません.ウルトラマンになれば、 幼虫を排除するなり、ガゼル号の進路を無理矢理変えるなりできたはずです.あの演出のままではアスカは正体がばれるのがいやでアサギを見捨てたことになりません?もちろんアスカはそんな奴じゃないはずで、脳内補完としては、あの場所は自動操縦ではα-β号の子供たちの安全が図れない不安定な軌道であったか何かでアスカがコクピットを離れられない理由があったと解釈していますが、もうちょっと解り易くならなかったんでしょうか?

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ヒビキ「さっさと帰投しろ.そこに子供達を乗せてるのを忘れたのか!」
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という台詞だけでは弱いですよね.お約束と言えばお約束なんですが、いつもならバレバレの状況で変身しても何故か誰も気付かないってパターンですよね.まあ、あそこでアスカが変身しちゃうとドラマはぶち壊しですし、一話の時間が限られているから仕方ないのかな...

ダイオリウスの仲間?地球の寄生蜂との比較.

 ダイオリウスはガゼル号に卵を産みつけていましたが.彼女にとってはガゼル号自体が他の大型宇宙昆虫みたいなものだったのかもしれません.調べてみると、地球にも他の昆虫に卵を産みつけ寄生させる蜂が何種類もいて、寄生蜂と呼ばれているそうです.ダイオリウスはガゼル号の発する電波を頼りに襲撃してきましたが、地球の寄生蜂も寄主の匂いや音などを手掛かりにして寄主を探しあてるそうです.寄生蜂は「殺傷寄生者」と「飼い殺し寄生者」に分けられ、ダイオリウスのような「飼い殺し寄生者」の方がより進化した蜂と考えられるようです.「飼い殺し寄生者」の場合、寄主の生体防御反応や変態のタイミングをコントロールするために、産卵時に毒液、細胞、ポリドナウイルスなどを注入するのだとか.ダイオリウスの場合、成虫が卵とともに注入するのではなく、幼虫を産みつけ、その幼虫自身が変態時に毒液を分泌するようになっているわけですね.何れにしてもダイナの世界にはダイオリウスに補食寄生されるような他の宇宙生物がうようよいるということになるのでしょうね.ダイナの世界は太陽系といえども実に危険です.
 地球の寄生蜂についてはこちらのサイトが詳しいようです.

マリネリス

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フカミ総監「ヒビキ君.マリネリス基地を呼び出してくれ.」
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 マリネリス・・・実際に火星にある地名だそうです.マリネリスはいくつもの谷が連なって大渓谷で、長さは4000km以上(火星表面のほぼ1/5周に匹敵)、深さ7km、幅は200km.地球のグランドキャニオンのほぼ10倍にあたるとか...写真や解説をJAXAで見ることができます



「刺客」ーーーーしかく せきかく しきゃく 
のどういう読み方をしても間違いではないらしいが、
10年くらい前は「しかく」がまだ主流派であったと思う.

その証拠に古い時代劇ではまず間違いなく「しかく」だし、
私の使っている仮名漢字変換システムでも、
「しかく」は「刺客」が変換候補としてでてくるが、
「しきゃく」では変換できない.
(別に「しかく」だけを単語登録したわけではない.IMEでは「しきゃく」も変換可能らしい.)

でも、ここ最近のニュースをみていると
「しかく」と「しきゃく」が半々くらい.

「しかく」で慣れてきた私には、
「旅客機」を「りょかくき」でなく「りょきゃくき」というような
違和感がある.

言葉の変化に違和感を感じるなんて、
これがオジサンになるということなのかとちょっとショック....
だって、似たようなこと書いているブログって
若い人のは少なそうなんだもん.

そして、きっと大昔には、
『「せきかく」じゃなく、「しかく」と読むなんて違和感がある』
と思った人たちがいたんだろうなあ...
7月からはじまったウルトラマンマックスも今日で7話まで放送が終了した.

一応、毎回見ているが(録画だけど)、いまだにどうやって私の「個性を共振」させればいいのか間合いが掴めない.

あのネクサスも始めの10話くらいまでは「どうしたもんだか」と困惑していたのを思い出す.ネクサスの場合、そこから後のドラマが面白かったのでホッとした覚えがある.

マックスの場合、特撮面では悪くないと思うが、ドラマ部分に「ぐっ」とくるところがなくて困っている.今日の7話は多少の改善が見られていると思うけど、他の人にマックス面白いって勧められるほどではないような気がする.(今回のミズキ隊員の表情と隊長の訓話はよかったかな??)

ネットを見ているとマックスが凄く良いという大人の意見も無いではないし、監督自らも「『ウルトラマンマックス』は、正直、本当に凄いことになっていると思う(by 梶監督)」と宣わっているので、私が何か大事なところを見逃しているのだろう.

怪獣バトルがしっかりしていて、ミズキ隊員とエリーがかわいくて、いつもハッピーエンドで...エーと他には???
人類文明がある臨界点にさしかかっているということにほぼ毎回言及されるが、作り手側がまじめにテーマとして捉えているのか、便利なお題目として使っているのかいまのところ判断できない.

「頭を空っぽにしてみる」とかでもいいから、何とかして、はやくどこか「共振」できるところを探して、心からマックスという作品を楽しみたいな...と願うのであった.

来週にも期待.
ウルトラマンダイナ

◆ 第40話「ジャギラの樹」

脚本/六本木学,特技監督/佐川和夫,監督/児玉高志.

満足度:★ ★ +

鑑賞メモ

 ナカジマ主人公の恋愛話.

 キャラの立ち位置のおかげで、どうしてもGUTSのホリイの話(ティガ22, 47話)と比較してしまうのは仕方のないところでしょうか.実際、ヒロインと一緒に孤立無援のピンチに陥る、絶望的な気持ちでいるヒロインを励ます、最後にヒロインのハートを射止めるなどの見せ場があることがティガ22話と似ていますし、仕事にかまけるあまりヒロインとの間に溝が出来ているというのもちょっとティガ47話と共通しています.

 こういう話の場合、主人公のイザというときの魅力でヒロインと視聴者の気持ちを鷲掴みにするという展開が王道なんだろうと思います.その点、ナカジマはキャラ設定的に不利なんですよね.ナカジマって矢面に立つとテンパって慌て気味なる傾向がありますからね.

 もっとも、彼も考える時間さえあれば慌てず騒がず理性的な判断ができることは「クラーコフ浮上せず」などで実証済みではあります.ただ、今回は、彼が必死で一所懸命なのは伝わってくるんですが、そういうナカジマの実力が明確に伝わってこないところが惜しいですね.あと、ヒロインのノリコのナカジマに対する気持ちの変化もあまり伝わってこないというのもちょっと残念でした.いや、全体のでき自体はそんなに悪くないものだとは思うんですが、損しているところが目立つというか...

 もう一つの物語の軸であったのは宇宙人探知機「オマエダー」.嬉々として能書きを言うナカジマの表情が新しい玩具に夢中になる少年の様で印象的でした.ただ、今回の物語では、もっとナカジマのひたむきな思い入れなども絡めて表現しても良かったかも.たとえば、地道に改良しながら育てていくような描写があると、最後の達成感などが感じられたのではないでしょうか?ノリコへの情熱と研究開発への情熱がクロスするシーンにもなりますしね.まあ、どう描写するかは別にしても、ナカジマの仕事への情熱や姿勢を表現する契機とすることもできたんじゃないでしょうか?(<考え過ぎ?)

あらすじ

主人公:ナカジマ

 大学時代カノジョだったノリコからの通報で、森野町に調査に向かったナカジマ隊員は、自分の発明品である宇宙人探知機が町の住民全てに反応することに驚く.ノリコによれば神社にある神木「ジャギラの樹」に花が咲いてから、夜な夜な町の住民が操られたかのように神社に集まるのだという.調査を続けるうちに住民に襲われるナカジマとノリコ.二百年前に墜落してきた隕石の射入孔から生えてきたジャギラは町の人間の遺伝子を操作し、夜な夜な集めては生体エネルギーを吸収していたのだ.そして、ジャギラの樹に花が咲いた今、怪獣ゴットジャギラとして復活しようとしていた.植物の成長を促進する特殊なホルモンを体内に持つノリコはゴットジャギラの体内取り込まれてしまった.必ず愛するノリコを守ると誓ったナカジマは、宇宙人探知機を逆に動作させて即席の地球人探知機として利用し、怪獣に取り込まれているノリコの位置を特定.精密射撃により、怪獣の体表を吹き飛ばしノリコを露出させることに成功する.ノリコを救出するダイナ.ノリコを失ったゴッドジャギラはダイナに撃破された.

 大学時代はあまりに研究に熱をあげるナカジマについていけずに別れてしまったノリコだったが、今回の事件でナカジマの一途な気持ちに打たれ、再びナカジマの気持ちを受け入れてヨリを戻すことにしたのだった.

今回の印象に残った台詞

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旅の僧侶「ジャギラの樹に花が咲く.神が宿った証.」
(村の者は皆、魂を抜かれたようになったそうです)
旅の僧侶「これは洗礼だ.2百年後にまた花が咲く.そのときこの地は楽園となる.」
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ナカジマ「探したよ」
ノリコ「あたしの中には得体の知れない何かが...」
ナカジマ「よせよ.」
ノリコ「貴方を襲うかもしれない.怪物になるかもしれない.」
ナカジマ「よせったら.」
ノリコ「S-GUTSは放っておくの?退治しないの?」
ナカジマ「よせっ.たとえそれがなんであろうが、ノリコはノリコだろ.それでいいじゃないか.」
ノリコ「怖い...怖いよ.私.」
ナカジマ「俺を信じろ!絶対守ってやる.」
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ナカジマ「ダイナ、皆も聞いてくれ.攻撃は駄目だ.怪獣の中にノリコが居るんだ.」
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ナカジマ「アイツを失いたくないんだよ.ずっとアイツだけを想ってきて.アイツだけを、アイツだけを、」
ヒビキ隊長「だったらナカジマ.お前は男として、人間として、何が出来るか冷静に考えろ!」
ナカジマ「そんなこと言ったって!男として?人間として?...待てよ.人間?そうだ!人間だ!」
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青木「撃てるもんなら、撃ってみろ!ふわっはははは.」
ナカジマ「甘く見るなよお.」
カリヤ「おい!ちょっとでも外すと彼女が...射撃なら俺が.」
ナカジマ「こいつだけは、この俺が撃~つ!」
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ナカジマ「ノリコ.これ.おれ...」(花束を差し出す)
ノリコ「アイツだけを、アイツだけを..よね.」
ナカジマ「なんでそれを...」
ノリコ「聞こえてたよ.嬉しかった.ナカ、、、ツトムさん.」
ナカジマ「ノリコ!」
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重箱の隅

カリヤ?

 カリヤのαスペリオル.攻撃しながら接近しすぎて、怪獣にあっさりはたき落とされてましたね. 何のための飛び道具なんだか...まあ、おかげで不時着し、ナカジマが合流できたわけですが...

宇宙人探知機

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ナカジマ「なんたってこいつはね.地球起源の水分波動の共鳴原理を応用してその差異から...」
ノリコ「ちょっと待って.ホントにそれ信用できるのね?」
ナカジマ「もちろん.」
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 「地球起源の水分波動の共鳴」....なんだがインチキ浄水器の宣伝文句みたい.(というより、インチキ浄水器がSF的、オカルト的なんでしょうが...)まあ、善意に解釈するとNMRとかESRとかの磁気共鳴の共鳴周波数の不純物によるケミカルシフトか何かを見ているんでしょうか?いや、まあ、あの世界では人間の霊魂が特殊なプラズマであることが確立している世界ですから、水が何かの波動を放っていてもおかしくないのかもしれませんが...

 ダイナ20話で出てきた「異生命体反応」のポータブルバージョンなのか、それとも別の原理かも気になりますね.もし、同一原理だとするとノリコの住む町は「異生命体反応」モニターの範囲から外れているという解釈でいいのかな???まあ、予算の関係で人口の多い都市近郊しかカバーできていないということはありそうだし...

逆に動かす

 宇宙人探知機のカードを逆に差すと地球人探知機に早変わり.「そんな馬鹿な」という突っ込みもネット上で見かけたりもしますが、意外と無いとも言い切れませんよね.例えば、カードで解析した結果が二つの端子を使って出力されているとして、地球人との差があるときには(端子1=0n, 端子2=Off)、差がないときに(端子1=0ff, 端子2=On)、入力エラーのとき(端子1=0n, 端子2=On)、故障などで全く動作していないとき(端子1=0ff, 端子2=Off)とかになっていれば、裏返すことで端子1と2が逆転すれば、宇宙人探知機が地球人探知機になりますよね?(<などととりてて書くほどのことじゃないか.)

ジベレリン

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ナカジマ「ノリコに何があったんですか?」
マユミ婦長「人間には無い未知の成分が彼女中にはあるんです.」
アスカ「え?ジベレリンに似た成分を検出?ジベレリン?」
ナカジマ「そりゃあ、植物を成長させるホルモンだよ.俺の宇宙人探知機はそれに反応して...なんでそんなモノがノリコの体に...」
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 ジベレリンは我々の世界にも実在するある種の植物ホルモンの総称だそうです.(ジベレリンは日本で発見されたとか.)植物の細胞伸長を促進の他、種子の発芽促進などの効果もあり、種無しブドウを作るのにも使われるそうです.意外と生活にも密着している物質でした.

落着け...

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カリヤ「おい!ちょっとでも外すと彼女が...射撃なら俺が.」
ナカジマ「こいつだけは、この俺が撃~つ!」
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 いや、気持ちは解りますが、彼女のことを思うのなら餅は餅屋に任せるのが合理的ではないでしょうか....例えば、いくらカノジョが病気でも、手術を医者に代わって自分でしようという素人の男はいない.この場合、専門のガンナーであるカリヤに任せるのが順当ですよね?あ、でも、今回のカリヤは不用意に接近して怪獣に叩き落とされたりしているんでイマイチ任せるのは不安だったのかな?まあ、こういう熱くなるところはS-GUTSらしいと言えばS-GUTSらしくていいかな.ナカジマもやっぱりS-GUTSの一員ってことですかね.



既にあちこちのブログで評判になっているスピーチ(の日本語訳)ですが、
遅まきながら私も読みました.

その昔、大学を半年でドロップアウトした男が
名門スタンフォード大の学位授与式に招かれて話したスピーチです.

彼は時に「独善的」、「わがまま」と評され、
また挑戦的な発言をして面白がられたり、嫌われたりする経営者です.(特に若かりし頃は)
その反面、強く人を惹き付けるカリスマでもあります.
そして、巧みなプレゼンテーションをすることでも有名です.
(彼のプレゼンテーションは時に「現実歪曲空間」とさえ言われます)

そんな彼が珍しくいつもの派手なテクニックを労さずに素朴に語った祝辞です.
でも彼らしさは出ていますし、少し感動的で、
ちょっぴり勇気がわいてくるスピーチだと思います.

彼とは、「トイストーリー』や「モンスターズインク」を制作したCG会社や
iPodを作った会社を創業したあの人です.

スピーチの日本語訳はこちらこちらのブログで読めます.

私はこれを読んで思い出したのは、
彼が紆余曲折を経て、倒産寸前の彼が昔操業した会社に復活し、
その経営を立て直したときのキャンペーンです.
それは顧客に向けたものであると同時に従業員を大いに鼓舞したキャンペーンでした.

そのときのCMはこちらで見られます.

まあ、あんまり一企業を持ち上げる気もありませんが、
スピーチが良かったと思ったら見てみても良いかもしれませんよ.
CM自体の出来は感動的でよかったと思いますから.

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(CMは英語ですので、一応、訳を下に挙げておきます.)

クレージーな人たちがいる.

適応不良者.
反逆者.
トラブルメーカー.
四角い穴に打ち込まれた丸い杭.
物事をまるで違う目で見る人たち。

彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない。

彼らを引用したり、彼らに異議をとなえたり、
美化したり、貶めたりすることはできる.
だが、彼らを無視することだけはできない.

なぜなら、彼らは物事を変えたからだ.
彼らは人類を前進させた.

時に人は彼らをクレージーだと言う.私たちは彼らを天才だと思う.

なぜなら、自分が世界を変えられると
本気で信じるくらいクレージーな人たちこそが、
本当に世界を変えているのだから。

Think different
事故を起こしていたロシアの潜水艇の救助に成功したようです.

乗組員は全員無事とのこと.
イギリスの水中ロボットが絡まっていたワイヤーを処理したそうです.

事故発生が8/4.潜水艇の酸素が切れるのが8/8.
ロシアが、日本、アメリカ、イギリスに救助要請したのが8/6.
3カ国とも救助を派遣し、英グラスゴー、米サンフランシスコから
の無人潜水機が6日到着.そして、先についたイギリスがロシアと
共同で救出作業開始.無事、救出に成功したそうである.
全員無事とのこと.良かった良かった.

で、日本はというと、横須賀と函館から艦艇を派遣.
到着予定は8/9だったそうだ.
もちろん、予測では全員死亡した後なわけで、
一番近くにもかかわらず、間に合わないことになる.
緊急展開力に大きな差が出た格好だ.

自衛隊は基本は専守防衛を旨とする組織であるから、
伝統的に海外に緊急展開する能力は低く抑制されて
いたためだろうか?
そういう能力が低いのが良いことだと考える人も、
悪いことだと思う人もいるだろうと思う.

一事が万事とまでは言わないが、
今回の事故でイギリスとも差があるのだということを認識.

それが、良いことなのかどうか私自身はわからない.

ともかく乗組員の皆さんは無事でよかった.
ウルトラマンダイナ

◆ 第39話「青春の光と影」

脚本/吉田 伸,特技監督/佐川和夫,監督/児玉高志.
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満足度: ★★★+

鑑賞メモ

 ここしばらく変化球的な作品が続いていましたが、今回は実にダイナらしい熱い作風の直球が帰ってきました.S-GUTSに入隊という夢を果たしたアスカと、選に漏れ、やがて実験事故で命を落とすことになったフドウ・タケル、という光と影.目標としていた兄フドウ・タケルを失ったフドウ・ケンジの心に去来する光と影.そして、同じく目標としていた人物を失ったため復讐的テロリズムに走り破滅するヤマザキと、心の闇を払い、希望を胸に再出発するケンジという光と影.まさに「青春の光と影」というタイトルがぴったりの作品でした.

あらすじ

主人公:フドウ・ケンジ

 第1話でアスカと訓練学校でS-GUTS入りを争っていたフドウ・タケル.彼の弟、フドウ・ケンジは警務局特殊部隊バラックバスターの隊員となっていた.目標としていた兄タケルを事故で失い、やり場の無い思いを持て余していたケンジだったが、人類総怪獣化を謀るヤマザキの野望と阻止するためにアスカとぶつかり合いながらも行動をともにすることになる.やはりオオトモ博士という目標を失い、やり場の無い怒りと憎しみに囚われていたヤマザキの姿を前にしたケンジは、自らの心に差す影を振り払い、希望という光を取り戻す.自らを怪獣化したヤマザキはダイナが倒した.

今回の印象に残った台詞

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ヒビキ隊長「謎のGUTSウィング?」
リョウ「ええ、レーダーにも映ってませんでした.」
ナカジマ「ステルス機能に迷彩機能まで.」
アスカ「迷彩機能?」
ナカジマ「機体に特殊コーティングがしてあって、景色によって変化できるんだ.型は旧式でも性能は最新だね.」
コウダ副隊長「そんなもの一体誰が?」
ゴンドウ参謀「君たちが見たのはブラックバスターの専用機、GUTSシャドーだ.」
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アスカ「君がフドウの弟とはね.アイツは元気か?」
フドウ「兄貴は死んだよ.」
アスカ「え?」
フドウ「新型機の実験中、機体が空中分解を起こした.」
アスカ「そんな...」
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アスカ「俺たちだってダイナに頼っているわけじゃない.ただ、全力を尽くしてどうしようもないとき、最後の希望がダイナという光を呼ぶんじゃないのか?」
フドウ「希望!そんなの甘いぜ.」
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フドウ「兄貴は俺の目標だった.なのに夢だったS-GUTSには入れず、あんな事故で死んじまって、兄貴の人生って一体何だったんだああっ.」
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フドウ「あんたヤマザキをどう思う?奴だって最初は自分の研究を人類に役立てようと思っていたはずだ.それが、オオトモ博士という目標を失い、憎しみが人を変えたんだ.おれの目標は兄貴だった.兄貴が死んでからは、アスカ、あんたやS-GUTSを見返すために俺は頑張ってきた.」
アスカ「俺ももう一度、フドウと一緒に戦いたかったなあ.」
フドウ「笑わせるな.あんたはツイてただけだ.」
アスカ(あのとき、もし俺が先に撃墜されていたら...この光は本当に俺が手にするべきものだったのか?)
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フドウ「俺には解るぜ、大切なものを失って絶望する気持ちが、」
ヤマザキ「君には解のか.なら私の仲間にならないか?」
フドウ「ハハっ、みっもねえよ!他人を逆恨みして、当たり散らして、それで絶望の縁から這い上がったつもりかよ.」
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フドウ「今の俺になら、光り見えるかな?」
アスカ「見えるさ.しっかりしろ、ケンジ!」
フドウ「俺だって本当は希望を信じたかった.」
アスカ、リーフラッシャーを作動させる.
フドウ「これが....」
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重箱の隅

ヤマザキ ヒロユキ

捜査資料
TPC CRIME FILE
TPC FILE NO. AWRT1249485NJ
顔写真
ヤマザキ ヒロユキ
Hiroyuki Yamazaki
BORN: 1991 HONG KONG
2003年 TPCに入隊
オオトモ博士の右腕として、事件No. 11579を遂行する。
事件後オオトモ博士と同様死亡したと思われたが、
遺体が発見されず現在も行方不明。

事件No. 11579
2018年、当時TPC遺伝子工学研究所の主任研究員で、
あった両名が謀った怪獣災害。
主任研究員の立場を利用し怪獣強化の実験を繰り返し、
ネオザウルス(No. 2458-BHTR451)を生み出した。

1997年、香港返還に伴って両親の経営してた
企業は破産。一家は帰国後離散

 この人、16話「激闘!怪獣島」で登場した博士の助手の人ですが、その後、行方をくらましていたんですね.それにしても、追われる身になって間もないのに宇宙に出られる手段を入手して放棄された宇宙基地を整備し、地球を攻撃するためのエボリュウ細胞入りミサイルまで用意するとは並々ならぬ行動力.さらに、二十面相もびっくりの完璧な変装技術や拳銃の扱い、閃光弾で姿を眩ます技.ただものじゃあありません.もしかすると、「激闘!怪獣島」のころから第2プランとしてオオトモ博士とともにコツコツ準備していたのか、あるいは意外と警務局の特殊工作員出身?

 何れにしても、エボリュウ細胞(初登場はティガ 11話「闇へのレクイエム」)を研究すると必ずや自分を見失い、災厄に見舞われます.何でか呪われているみたいですね.比較的容易に他の生物に組み込めて、強大なパワーを使えるようになるので、つい安全対策や慎重な研究を忘れて安易な応用をしてしまうという誘惑が強いんでしょうか?

影の組織ブラックバスター

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ゴンドウ参謀「君たちは有名になりすぎた.ブラッバスターは機密保持を必要とする事件を担当する.」
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フドウ「S-GUTSはダイナに頼り過ぎだ.」
BLOCKQUOTE> ---------------------------------

 ゴンドウ参謀の組織したブラックバスター.機密保持を必要とする任務のために云々と言っていましたが、後々の展開をみるとメインの任務はダイナに代わる防衛兵器の開発に必要な情報の収集みたいです.ヤマザキの陰謀にブラックバスターが気がついたのも「怪獣兵器」の可能性を探る過程のことだったりして...

 上のフドウ・ケンジの台詞とよく似たことを後のエピソードでゴンドウ参謀自身が語っていますしね.

フドウ・タケル

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アスカ「君がフドウの弟とはね.アイツは元気か?」
フドウ「兄貴は死んだよ.」
アスカ「え?」
フドウ「新型機の実験中、機体が空中分解を起こした.」
アスカ「そんな...」
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 某ムック本に掲載された円谷監修のTPC年表によると、ここでいう新型機とは実は現在のアスカの乗機、αスペリオルみたいです.「αスペリオル、テスト飛行中に空中分解事故発生.テストパイロットのZERO訓練生が命を落とす.」とありました.それを知った後、今回のエピソードのラストカット、兄の墓標の前にたつフドウ・ケンジの上空を飛ぶαスペリオルを見ると感慨深いものがあります.フドウは不幸にして夢半ばにして命を落としましたが、その夢は弟に受け継がれ、命と引き換えに開発されたαスペリオルはアスカに受け継がれたわけです.

フドウ・ケンジの手紙

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フドウ・ケンジの手紙
久しぶりです.アスカ隊員.傷の具合もずいぶん良くなりました.あのとき、自分がどうやって助かったのか全く覚えていません.アスカ隊員の手が触れたとき確かに光が見えた気がしました.色々考えた末、S-GUTSを目指して訓練学校ZEROに戻ることにしました.希望を信じ自分の夢を実現するために.
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 全く覚えていないというのは本当かもしれません.でも、全てを覚えていてなお、このように書いている気もしてなりません.さらに言うと、最終3部作でブラックバスター隊がゴンドウ参謀の命令でダイナの正体を探っていたことが判明します.もしかしたら、ブラックバスター隊所属のフドウ・ケンジは一足先にダイナの正体について手がかり得ていて、それが兄貴の言っていたアスカだったので、報告しようか迷っていたのかも...そして、今回、実際にアスカに会い、思いの丈をぶつける過程で、秘密を心に秘めておくことに決めたのかも....(なんてね.妄想気味?)


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