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2005.10.20 Breaking a mirror
 一つ前の記事では、「シジル」について書きました.
要するに「シジル」とは「呪術的な意味が込められた暗号化された模様」でした.

 ダイナ18話「闇を呼ぶ少女」では、少女たちは「大魔獣ビシュメル」を「シジルさん」と呼び、その魔獣を使った呪詛の際には「割れた鏡」が必ず用意されていました.今回はこの「割れた鏡」についてです.

 ネットで色々当たってみたんですが、召還呪術や呪詛での「割れた鏡」の使い方は判りませんでした.そこで、鏡に関する西洋の民間信仰(迷信)の線で調べてみました.

その過程で判った事ですが、象徴レベルでは鏡には、
 1.未来だったり、遠隔地だったりといった「そこにはないもの」まで映す事もある.
 2.魂そのものを映しとったり、影響を与えたりする力がある.

という2つのイメージがあるらしいのです.

1に関しては、
西洋の魔術師は水晶玉のかわりに鏡を占いに使うこともある見たいだし、
おとぎ話では悪い女王が鏡に世界で一番美しい女性を尋ねたりしていますし.
「ハリーポッター」にも、一番欲しいと思うものを映す鏡がでてきましたね.
他にも未来の夫の顔を知る鏡を使った「おまじない」だとかもあります.

2に関しては、
魂のない吸血鬼が鏡に移らない理由そのものでもありますし、
西洋では死者の魂が鏡にトラップされないように人死にが出た家では鏡に布をかけたりします.また、英国では鏡を割ると7年間ものあいだ不運が続くと言われています.それは、鏡とともにそこに映った魂にもダメージが及び、その傷が癒えるのに7年かかるとされるからだそうです.家に備え付けの鏡が割れると、その家の誰かが死ぬという迷信もあります.

ということは鏡を割ることで、その鏡に封印された邪悪な霊魂を開放したり、誰かの魂を傷つけたりという「応用」がありそうです.ダイナ18話「闇を呼ぶ少女」では、そういった意味合いで割れた鏡を使ったのではないでしょうか?違うのかな?

追記:

 私の見る限り、1も2も、一枚の中に「世界」が取り込まれていることに由来しているだけでなく、「不安」と密接に結びついているような気がします.鏡が、一種の「自己確認のたの道具」であると同時に、時として「自己イメージを傷つける結果を突きつける道具」でもある(寝不足の朝は特にね.)ことを考えると当然といえるのかもしれません.

(ひょっとすると、心霊写真にも同じことが言えるかも...)

 文化的産物という点から見れば、なんであれ魔術・呪術を一概に否定するわけにはいかないんですが、一部に意識的に気味の悪い様式が使われるのはどうしてなんでしょうね.私から見ると、魔術、呪術は、現実との接点をうまく見いだせない願望に「儀式」という形式を与える「表現」であると思うのです.そういう意味では、絵画や音楽やダンスに通じるものがあるはずだと思うのですが、一部の魔術、呪術に見られる気味の悪い儀式はやはり「不安」や「満たされない想い」の裏返しなんでしょうか?

そういう意味では、ある種の「怪獣」にも一種の「黒魔術的なもの」としての側面もあるのかなあ?

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「怪獣とは一体なんだ? それは人間たちにとって欠落したもの、理解を超越したもの、邪悪、異端、悪魔の使い.」ダイナ38話.
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「怪獣は誰かの心が生み出すとは思わない?」ティガ38話.
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とか何とかとこじつけてみたりして....お粗末でした.m(_ _)m
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