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2006.04.21 うめ草記事
出張中なんで、ウルトラ見れません。(;_;)

仕方ないので、疑似科学ネタをひとつ。

去る3月末、四国の松山で開かれた日本物理学会で、
今年は例年にないシンポジウム
「『ニセ科学』とどう向き合っていくか?」
というものが開かれたそうです。

そこで発表に使われたプレゼン資料がネットで公開されています。

社会に蔓延しつつある『ニセ科学』の事例を挙げつつ、こういった社会現象を
どうしたものかと考えるということのようです。

当日の様子はこちらにもあります。

実際のシンポジウムの会場にいたわけではありませんが、
なかなか興味深い内容。

まず、『ニセ科学』の事例として、
大手家電メーカーが宣伝している「マイナスイオン」(事例では松下電器や三洋電機の名前も)、
浄水器(「活性水素」or「小さいクラスター水」)、
道徳教育(科学的に変な主張(「水からの伝言」を根拠にした教育)
などが挙げられてます。

いずれもTVや雑誌、店頭などで「まっとうな商品」として売られているものも
少なくないように見受けられます。

特に「マイナスイオン」に関しては、家電メーカの担当者が外国のAP通信に取材されたときの記事がなども紹介されていました。
曰く、
「(「マイナスイオン」について)消費者からの要望がある。」
「マイナスイオンに確かな効果があるのどうかは知らないが、害があるわけではない。」
家電メーカーは購入者にマイナスイオンが出るとは言っているが、「健康にいい」と言うのは止めている。
「我々は医療機器として販売しているのではない。いつの日か、もしも科学者が健康に有益だと証明する日がくれば話は別だが、今のところ我々はそのような主張はしていない。」
だそうです。(この部分は英語ですが勝手に訳させてもらいました。気になる方、引用されたい方はリンク先の原文に当たってください。)

浄水器の方はもう何でもありの現状のようです。

で、このシンポジウムのミソは、
非科学的なものは全ていけないというのではないというところ。
サンタクロースは非科学的でも批判の対象にならないし、
「私もたまたま神社に行ったついでにシンポジウムの成功をお祈りしてきました」
だそうである。

『ニセ科学』とは専門家がみれば「ほぼ確実に誤り」だが、一般人には科学的に見えてしまうもののことだそうだ。

そんなものを家電メーカーでさえ、確信犯的に売っているという事実も凄いですね。

で、それを物理学者がおかしいというのも大変なのだとか。
曰く、「『訴えてやる』は挨拶がわり」、「優秀な弁護士をみつけておくべし」だそう。
そこまで苦労とリスクを抱え込んでも得になることは何もないようなのです。
(仕事として評価されない)

でも、このままじゃ疑似科学を国民がこぞって妄信している変な国ニッポンになりそうな予感。外国に笑われそう。

伝統的迷信よりタチが悪いかも。

追記:この他、「極端な相対主義」などについても触れられていたようです。

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