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先週の「怪獣使いの遺産」について。

「帰ってきたウルトラマン」の有名エピソード「怪獣使いと少年」の続編ですが、
狙い目はいいけど、ちょっと惜しいエピソードになってしまったかなと思いました。

もともとの「怪獣使いと少年」は、
人間の集団がやってしまう弱者への容赦ない仕打ちの醜さを
弱者の側から痛烈な痛みと共に描くという内容でした。

今回はその「怪獣使い」が残した「遺産」は何だったのかという話。

前作は一般市民が異分子を徹底的に迫害するという陰惨で物悲しい話でしたが、
そういった状況下でも「少年」と「怪獣使い」の間には種族を越えた心の交流や
極貧の中にもいたわり合いがあったはずだという着眼はよかったと思います。

そして、そういう気持ちが次の世代の子供達に受け継がれていて、
それこそが怪獣使いの「遺産」だという発想も感動的だと思います。

問題はそれを如何にエピソードとして実現するかということ。

「怪獣使い」の息子が憎しみをもてあまし迷う姿はよいのですが、
「大陸部の20%を賠償として割譲せよ」とかは余計なディティールだと思うし、
そこでムルチを持ってくると言うのは物語の意味的には説明不足で無理矢理な感じ。
「怪獣使い」なき後、良少年の心境の変化がどうして起こったのか、
園長先生の人となりや良少年との交流などはもっと地に足がついた形で
描いて欲しかったと思います。

リュウやミライの絡ませ方もどうしたものかと。
特にリュウにはレギュラーキャラに「不信感からの攻撃」をさせたわけですから
ラストシーンに向けて心境の変化が描かれないといけないと思います。

二十数分という短い時間の中に重要な要素を無理なく説得力のある形で
盛り込む為にはもう少し工夫と整理が必要だったのはないでしょうか?

通常のエピソードなら平均値かもしれませんが、あのエピソードへの
35年の歳月を経た回答ということであれば、やはり要求水準が高くなってしまいました。
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