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ウルトラマンダイナ

◆ 第15話「優しい標的」

脚本/長谷川圭一、特技監督/村石宏實、監督/村石宏實.
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満足度: ★★★-

鑑賞メモ

 乙女(=マイ)の純情を利用しようとした宇宙人が,リョウとアスカに叩きつぶされる話.でも,もう一つ何が言いたかったのかハッキリさせた方が良かったかも.人を信じる事、優しさ、嘘などをテーマにして,マイとリョウのああいう個性に注目したのは悪くないとは思います.でも,ヒビキ隊長が中盤でマイが「信じる事から真実に辿り着こうとしている」という発言をしているのに,結局、マイはその期待に応えられない形になっちゃってるのはどういう意図だったんでしょう???

 とはいえ,リョウの台詞や行動は、ときに熱く、また切なげでよかったと思います.具体的には、リョウがコクピットで心底怒りに燃えるシーンと,ラストの「この宇宙の何処かには、きっと分かり合える仲間がいる.本当は私もそう信じたかったから.マイみたいに本当は素直に信じたかったあ.」と言うシーン.映像的にも星空を背景にしたリョウとアスカの会話は美しかったと思います.そのあとのエンディングテーマ「君だけを守りたい」の歌詞がちょっと心にしみます.「勇気がある限り 夢は必ず叶うよ. 涙があふれるまま、Hey! Hey! 走り出せ...」って.

 あ、でも,リョウがシオンの事について嘘をついて花を渡すとき,マイは「すみません」っていってますよね.あれ、「わざわざ花を預かってもらってすみません」なのか,「シオンの件にからんでリョウにイヤミを言ったりしてすみません」なのか,それとも,「騙された私が悪いのに、私のために優しい嘘までついてくれてすみません.」なのか...もしかして,シオンに騙されていたことに気付いたのかな?

 いずれにしても,3話でヒビキが「ふむ.先輩になるってそんな厄介ごとを引き受けるってことじゃないのかね.」って言ったのをリョウは実践してますね.このままでは,なんだかマイの立場がないような気がしますが、彼女の成長が描かれるのは「クラーコフ浮上せず」まで待てってことですかね.

 ところで,リョウの「女はね.残酷な現実より優しい嘘が...」っていうの本当かな? リョウがそんな嘘をつかれたら、優しさには感謝しつつも怒るんじゃないでしょうか?やっぱ,優しい嘘もケースバイケースですよね? この場合は妥当なのか、アスカ同様、私にはよくわかりませんが...

 あと,リョウ&アスカとシオンの立ち回りのシーン.トランペットの音楽が決まってました.

あらすじ

主人公:マイ、リョウ

 墜落した円盤に乗っていた異星人シオン.マイはシオンの優しさをあくまでも信じようとするため、シオンを警戒しているリョウとちょっとだけ険悪な雰囲気.ゴンドウ参謀も生温いと抗議に来る.隊長はマイを庇い、マイの姿勢を断固支持する.しかし,シオンはマイを操りTPCの機密を盗もうとする.すんでのところでリョウとアスカが気付き、これを阻止する.意識を回復したマイにリョウは,シオンが善人であったと優しい嘘をつく.

今回の名台詞

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シオン「ヤサシイ?」
マイ「そう.見ていると心の中がこう,暖か~くなる感じかな?」
シオン「マイも優しい.」
マイ「え?」
シオン「この宇宙がマイみたいに優しい人ばかりなら,戦いなんて必要ないのにね.」
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ヒビキ「私の部下は今,相手を信じようとしています,」
ゴンドウ参謀「それが甘いと言っているんだ!」
ヒビキ「確かにそうかもしれません.でも,信じる事から真実に辿り着こうと必死に頑張っているんです!私はその行動をまず信じてやりたいんです.」
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マイ「シオンは平和の使者よ.だって,あんなに優しい目をしているんだから.」
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リョウ「きれいな石だけど、プレゼントには最悪の石ね.今は前よりずっと敵意を感じるでしょ?」
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アスカ(ガッツブラスターを構えながら)「盗塁失敗だな」
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リョウ「卑怯者らしく,逃げ足だけは速いって訳?」
シオン「ふっ.そんな恐い顔で追いかけられたら誰だって逃げる.」
リョウ「ひとつだけ答えてくれない?マイの事,どう思っていたの?」
シオン「彼女には感謝しているよ.僕に優しいって言葉を教えてくれたからね.」
リョウ「その意味が分かっているの?」
シオン「もちろんさ.宇宙がマイのように優しい人ばかりなら,私たちも闘わずに済む.簡単に侵略できるからね.ふははは.」
(γ号リョウ機、被弾)アスカ「リョウ!」
リョウ「怪獣に集中して!こいつだけは絶対に私の手で墜とす!」
(α号)アスカ「わかった!」
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リョウ「逃がさない!あんたはこの世で一番大切なものを踏みにじったんだから!」
シオン「何かな?地球の平和?それとも正義ってやつか?」
リョウ「乙女の純情よ!!」
リョウ,シオンを撃墜.
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リョウ「何か用?」
アスカ「どうして嘘なんかついたんだよ.いつかバレるのに.」
リョウ「女はね.残酷な現実より優しい嘘が...」
アスカ「そんなもんか?俺にはわかんないなあ...」
リョウ「でも,本当は私が信じたかったからかなあ...」
アスカ「え?」
リョウ「この宇宙の何処かには、きっと分かり合える仲間がいる.本当は私もそう信じたかったから.マイみたいに本当は素直に信じたかったあ.」
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重箱の隅

 表面上は友好を装いながら侵略を謀るという悪役の名前が「シオン」ってのはマズいですよね.多分、意図的なものではなく,たんなる偶然の一致だと思いますが、なんと言ってもシオンって言われて思い出すのは、ユダヤの民の「約束の地」で,現在のエルサレムのこと.エルサレムはユダヤ教・キリスト教・イスラム教共通の聖地だし,紛争もあるしで,もうちょっと配慮があってもよかったんじゃないでしょうか?

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