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 ミュウさんのブログにウルトラマンティガ39話「拝啓ウルトラマン様」の記事が掲載されたのを読んで,改めて39話を見直してみた.

 やはりこの話は素晴らしい.川崎監督の演出も味とキレがあっていいし,カメラワークも大胆かつ繊細.そして,長谷川脚本も感動的だったことを再確認.

 この物語の主人公:超能力者キリノについてミュウさんが書かれていることに,私も同感.この物語は,キリノが,他人に否定された自分自身という存在をもう一度受け入れてアイデンティティの再構築を始める物語であり,彼の再生の物語だったと思う.

 彼もまた,ダイゴと同じように,「自分は何者なのか、誰かにその答えを教えて欲しかった」一人と言えるのかもしれない.そして,やはり「自分自身で決めるしかない」ことを悟った一人でもあったかと思う.そのきっかけになったのがダイゴ=ウルトラマンの姿だった.

 そして,彼が,最後にウルトラマンについて語った事は,我々がなぜティガという物語に惹かれるのかという理由の一つを端的に表しているような気がする.「君がみなに賞賛されているのは、その特殊な能力のせいではないことに気づきました. それはきっと、人間誰もが持っている、たとえば勇気とか、愛とか言う力. この街で生きていける、今は僕もそんな気がします. 」そういう前向きな気持ちを持たせてくれる力がティガにはあると思う.

 このエピソードにおいて絶望の淵から立ち上がり,自分自身を受け入れる事ができるようになったキリノ・マキオは,やがて,ティガ最終3部作において,控えめながら彼の超能力を最大限に生かし,ティガなき後,ともすれば絶望に飲み込まれそうになる人々を励まして力を結集させる役割を担うようになる.その姿を見たシンジョウ・マユミは「素敵な力をお持ちですね.」と声をかける.そこにはもう,特殊な力故に呪われるかつての姿はない.それは,単に藁をも掴みたい非常時であったから,というだけのことではあるまい.人々が「ウルトラマンというヒーローに憧れと誇り」を感じるのと同じ理由によってではないだろうか?そんな気がする.

★☆★

 そういう訳でホームページの方も加筆修正させて頂きました.
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