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偶然、マンガの「まおゆう -魔王勇者-」を4巻まで読んだ。
表紙からヲタク系萌えマンガかと思って興味なかったんだですが、読んでみると、深い。

のっけから、勇者と魔王の対決シーンなんですよ。
そこで魔王(女性)が提案するんです。自分のものになれと。

普通の悪役なら、世界制覇のために部下になれというところですが、
理由が違います。

戦争を止めるためです。
魔王の分析によれば、その世界の人口増加率と食料生産能力はアンバランスであり、
戦争による人口調整でなんとか維持されていること、しかも、地政学的理由から、
戦争をやめれば双方の経済が崩壊し、いまより酷い状態になるという分析がなされます。

たとえ、魔族、人間、どちら勝っても、やがて経済、地政学的理由から分裂し、
再び戦争が起きるのが必然であると。
魔王は、戦争の繰り返しの世界ではなく、その先の世界が見たいのだと。

そこで、勇者と魔王は決闘で痛み分けになったと見せかけて
2人揃って、身分を隠して戦時下の人間界の寒村に赴きます。

そこで、農業改革、教育改革をはじめます。
それは徐々にポジティブな変化を起こし、広がりを見せますが、
新しい変化は既得権益との摩擦を引き起こします。

かくして、富める諸王国からの政治的圧力、軍事的圧力、経済的圧力、身分差別、そして異端審問と
様々なものと戦うことを余儀なくされます。
それも、暴力の行使は最小限にして、経済学と教育と交渉を武器にして...

その過程が感動的なんですよ。
とくに4巻、魔王&勇者に教育を受けた逃亡農奴の女の子が、
不在の魔王の代わりに異端審問にかけられようと連行される時、
民衆の前で語る言葉とか....自由とはなにか、人間の尊厳とはなにか....彼女が教育の過程でつかみ取った希望を。

一読をお勧めします。

あ、ラブコメ要素もあります。w
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